2016年夏アニメ おすすめ15選!

2016年の夏アニメがもうスタートしますね!
皆さん既に見る作品をある程度チェックしているかと思います。
とはいえ、始まるまでどうなるかよくわからない作品も沢山ありますよね。

毎日学校や仕事で、時間を上手く使っていかないといけない辛い事情もあって可能なら見るアニメを絞りたい。
かといって全部チェックして取捨選択は大変、誰かがオススメしてくれた作品を取りあえず見ていく!
という方法を取りたい人もいるかもしれません。

かくいう私も以前そんな時期がありました。
が、ネットにあるオススメ情報って根拠がなくて「んんー?適当に作ってないかー?」って感じる情報が多かったんですよね。
なので、自分の備忘録にもなるかと思い作り手の実績やデータを調べた上で点数をつけ、
それに私個人の主観を追加加点する形でランキングにしてみました!

調査に使ったデータはみんなが大好きWikipediaです。
後は、ネット上のニュースやインタビュー記事から判断しています。
オススメ作品全てを上げるのは時間的に大変なので15選としました!

オススメアニメ15選 評価項目とポイントについて

一先ず、3つのカテゴリに区切って点数配分を行っています。

満点【100点】

  1. 制作陣営【配点 70点】
  2. 宣伝PR【配点 10点】
  3. 個人的主観【配点 20点】

以上です。
制作陣営には公式HPに公開されているスタッフで調査考察しています。
あくまでネット上にあるデータと素人であるはねぐるの調査です。
もしかすると、間違いや誤用があるかもしれませんがそこは見逃して頂ければ幸いです。
製作陣について詳しく知りたい場合はランキングの評価コメントの一番右下に各アニメ作品の感想ページへのリンクがはってあります。
そこにスタッフについて記述していますので、お時間のある方・興味のある方はチェックして見て下さい!

それでは、早速ランキングを見ていきましょう!
時間が無い人用に10位・5位・3位・1位に飛べるリンクも用意しました。
是非、活用して下さいね!

2016年夏アニメ おすすめランキング!
第1位 | 第3位 | 第5位 | 第10位

2016年夏アニメ おすすめランキング 第15位→第11位

第15位

ツキウタ。THE ANIMATION

【Amazon.co.jp限定】ツキウタ。 THE ANIMATION 主題歌 限定盤(ホログラムポストカード(葵・夜)付き)

総合点数【61点】

制作陣営: 45点
宣伝PR: 10点
個人的主観: 6点


原作はキャラクターCD。キャラクターの性格を表す描写はあるが物語としての体はハッキリとなしておらずアニメ化によりどのようなエッセンスが加わるのかが未知数でもあり、同時に楽しみでもある。原作自体は2012年のキャラCDブーム時に登場。只、原作者の詳細がよくわからない為評価が付けづらい。放送14日前にしてイントロダクションの掲載はおろかキャラ情報の公開すらない。昨今のマーケティング手法としては新規を取る気が無いと捉えざるを得ない状況である。また、アイドル物において重要なファクターと思われる音楽スタッフの紹介がなく一抹の不安を残す。

監督の川崎逸朗氏は動画原画からアニメーションの世界にはいり、早い段階で絵コンテ・演出へと段階を勧める。業界歴は30年を超え、その間に監督を幾度も経験しており実力はお墨付き。同タイミングにいくつもの仕事を受ける傾向があり、体調面のみ心配か。近年は幕末Rockやうたプリ、スタミュ等のアイドル系作品への参画も多く経験は豊富で作品への期待も高い。女性向けの作品と男性向けの作品を均等に受けており、ヒット作メーカーとしての実力も高い。

キャラデザの番由紀子氏はキャリア20年のベテラン。昨今は薄桜鬼や弱虫ペダルのOP原画やDRAMAticalMuderのキャラダザなどいわゆる乙女向け、腐女子向けの作品に多くかかわっている。全体的に女性向けの作品にしては線がはっきりとして、キャラクターの印象が残り易い仕上がりとなる傾向。今回は原案ありきなので得意とするよりキャラを引き立たせるという分野であり、良い仕上がりを提供してくれると思われる。

声優陣は乙女ゲー常連組といった顔ぶれが多数並ぶキャスト陣。ターゲット層を女性一点に絞っており当たれば大きい。また、原作からの固定ファンに声優の固定ファンの両取りを狙うという路線が見えるのも良い。ただ、梶裕貴は生粋の特定層の声豚達には嫌われているのでその分野に属す男性にはアニメ自体が避けられる事は間違いないだろう。

シリーズ構成のハラダサヤカ氏は脚本一本で業界を続けて来ており、調べた限り携わった作品もまだ10を超える程度か。レディジュエルペットやスタミュなど川崎監督が関わる案件に参画する姿がよく見られる。恐らく今回もその流れであろうと思われる。正直なところ、現段階でその実力はまだ見えにくい所である。

アニメーション制作を手掛けるのはstudio ぴえろ。いわずとしれた老舗。昨年おそ松さんを手掛け爆発的ブームを引き起こしている。また、アルスラーン戦記や東京グールなど男性と女性双方を取り込む事が出来る作品も手掛けてきている。その辺りの、視聴者の枠を大きく捉えてファン化するアニメ作りを心得ている所があるため、本作のアニメ制作にも期待がかかる。

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第14位

ベルセルク

ベルセルク

総合点数【65点】

制作陣営: 46点
宣伝PR:  5点
個人的主観:14点


原作自体が既に大作として存在しており、アニメ化によってどれだけ重厚感・世界観が表現できるかが試される。独特の世界観であり、昨今のアニメではなかなか表現される事が少ない「重くハードかつ情け容赦ない、女性キャラの卑猥さでの引きつけ」を排除させた、トレンドの流れをぶった切る作品故にかかる期待は大きい。この作品が再び大きく話題を呼べば、現在の風潮に少し変化をもたらす事が出来るかもしれない。

監督の板垣伸氏は原画畑から監督へと歩みを進めた板垣氏。キャリアも35年超と長く監督経験も多い。ただ、爆発的ヒット作には携わっておらず、最近ではてーきゅうやうさかめ等のやわらかい作品に注力してきた。そのため、本作品の世界観を上手く表現できるか不安が残る。

キャラデザの阿部恒氏は比較的線の太い、しっかりとしたキャラクターが登場する作品によく携わっている。神撃のバハムートやジョジョスターダストクルセイダーズ等で作画監督を務めており、本作品をよりよく魅せる技術を持っている事と期待される。

声優陣は主役については可も無く不可もなくというのが包み隠さない正直な感想ではないだろうか。準主役級の配役は実力キャリア共に確かな方達である。

シリーズ構成の深見真氏はアニメ作品のシリーズ構成の経験は少ない。サイコパスやがっこうぐらし等の脚本を手掛けてきたので本作に近いグロテスクな表現技法については最適な物を提供してくれるのではと期待が高まる。但し、不安要素として同性愛を無理に作中に入れこもうとしないか、という点がある。

アニメーション制作を手掛けるのはGEMBAとミルパンセ。正直な所未知数である。PVで見る限り、まだ違和感マックスの3DCGでやるつもりに見え期待外れ感がぬぐえない。キングダムの様に良い原作だが見た目で人気出ず終わるパターンになる雰囲気が漂う。

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第13位

クオリディア・コード

クオリディアコード

 

総合点数【68点】

制作陣営: 48点
宣伝PR:  6点
個人的主観:14点


さがら総、橘公司、渡航の三人が参加するユニット。それぞれがヒットした代表作を持つラノベ作家であり、その世界観は様々。それらを別の作風・地域・視点からひとつの作品へと集約させようという興味深い試みが本作の最大の魅力である。イントロダクションは有りがちな設定と少ない紹介文なのでさほど魅力を感じる事が出来ない。またラノベ背景の作家陣が集まっているので当然なのかもしれないが、絵の雰囲気が萌えの画風によっており、音楽や監督のクール路線との衝突してしまい実際の絵の調子と作品全体の調子がミスマッチにならないかという不安も残している。ここを上手くこなす為には、キャラデザの田畑氏にかかっている。

監督のかわむらけんいち氏は演出・絵コンテを主に活躍してきた。助監督経験は複数ありブラックラグーンやデビルメイクライ、ガンスリンガーガールなどダーク・シリアス系統の作品の経験が豊富である。監督経験はそにあに一本とほぼ無く、本作品でくせのある作家陣をまとめ上げ、如何に調理していけるかが注目される。経験の少なさはおもしろさのエッセンスとなるか、それとも破綻へと繋がるか、かわむら監督の実力が試される作品となりそうだ。

キャラデザの田畑壽之氏は作画監督としていくつもの作品に参加。実力は確かでありキャラクターのデザインについても特定層からの評価が高い。直近ではFate/stay nightへも他のキャラデザメンバーと共同という形ではあるが参加しており、他と調整し作風を作り上げる事への力量は高い。ただ、表現に必要以上のエロスが盛り込まれる危険性もある事だけは注意すべきポイントかもしれない。

音楽では岩崎琢氏が参加。20年を超えるキャリアを持つベテラン。ヨルムンガンドや文豪スレイドッグす等にも参加し、比較的「カッコイイ」作品にマッチした音楽を多く提供している。作品の雰囲気をよく理解し、全体を盛り上げる音楽をよく理解していると感じる。本作の内容はまだ不明だが、HPの見せ方を見るにカッコイイ路線を出して行きたいという作り手の要望が見える気がするので、最適な人材であると思える。

声優陣は悠木碧や福原綾香が参加。悠木碧は現在も人気継続中の声優であり、一部固定ファンが数字を運んでくる事が見込める。ただ、福原綾香についてはまだデビューして3年程のほぼ新人声優でありこれまで目立った役がない。とはいえ、アイドルマスターシンデレラガールズで渋谷凜を演じており経験は少しづつ積まれているのでこれからの成長が期待される声優なのは間違いない。ただ、役により適切な演技の切り分けが出来ず、代表作代表キャラにひっぱられた演技で苦戦しないかが懸念される所ではある。

シリーズ構成のspeakeasyはさがら総、橘公司、渡航の三人が参加するユニット。非常に有意義なチャレンジであるがゆえに、まとまらない危険性もある。未知数な所が評価しづらい点である。

アニメーション制作をA-1 Picturesが担当。アニプレックスとの関係がガッチリなので体力及び人員・実力、PRへの繋げ方を意識したアニメーション作りは申し分ないと思われる。手がける作品も一定の評価とクオリティが継続して高い水準で保たれており期待は高い。懸念材料をあげるとすれば同時期に手掛けている作品が他にもあるので、力の配分がどうなっているか、それにどの程度左右されるか、という点である。

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第12位

スカーレッドライダーゼクス

640

総合点数【69点】

制作陣営: 49点
宣伝PR:  8点
個人的主観:13点


元々ゲーム作品を原作として持つ本アニメ。ガングレイヴ等、熱い男の物語を描くことに底力を持っているレッドエンタテインメントが原作クレジットに。男同士の友情を描く事にウェイトを割いて貰えれば良作になる期待値があがる。また、特定女性にとってもそういった展開を望む方もいるのではないだろうか。原作改変になるかもしれないが、主人公女性が変にもてはやされるよりも、苦難苦悩を男性達が友情で乗り越えるストーリーになる事に期待しよう。イントロダクションを見る限りでは乙女ゲーによくある感じのストーリー立てである。が、しかしPVを見ると男性キャラクター同士の絡みと性格・脅威への立ち向かい方・そして演出展開の熱さが上手く発揮されれば化ける作品ではないかと思う。PVに出てくる戦闘服?をまとった姿がかつての名作スクライドに出てくる劉邦のアルター能力で出てくる絶影によく似ててちょっと笑ってしまったけど・・・。

監督の小森秀人は原画や作画監督として10年以上業界に携わっている。調べた限りではテレビアニメの作品全体を通して管理・作り上げていく監督の役割は初めてのようであり、もしかすると手探りの作品作りになるかもしれない。映画では一度劇場版ハヤテのごろくにて監督を務めているが5年前の出来事であり、その経験を生かす事ができるか。ただ、逆にいうなれば、新しい試み。今までの作品には無かった違ったアプローチ手法を取られる可能性もあるので、そこに期待をかけたい所である。

キャラデザの羽田浩二は原画マンとして数多くの作品に関わっている。キャリアも15年以上有る。調べた限りフリーランスとして活躍しており、組織に属してはいないようである。キャラデザの仕事は2014年から受け始めており、原画マン・総作画監督として積み上げてきた技量に更なる磨きをかけている。

音楽担当の阿保剛と原田ナオに関しては、阿保剛氏は美麗な曲を作り上げる印象の強い作曲家である。ピアノの旋律を紡ぐのが優れており、全体の局長に情緒を織り交ぜる術に長けている。原田ナオ氏は作品を盛り上げる曲ではなく、キャラソンを手掛けている人物である。特にアイドル要素が強い作品に多く携わっており、アニメだけではなくチームしゃちほこやAKB・SKE等の通常アイドル作品への参画も多い。

声優については鈴木達央はここ3年 、急激に主役級キャラを多数演じるようになってきた注目すべき男性声優である。男らしい根のある低音ボイスを駆使する役柄のイメージが強い。清水彩香はデビューしてからもうすぐ10年がたとうとしているが、今まで名前のある役を演じた事は数えるほどしかなく苦戦を強いられてきたようだが、今回初めてのヒロイン役への抜擢である。本人としては恐らくこのチャンスを生かす心持だと思われるので、その演技に期待したい。

シリーズ構成の永川成基はゲーム・アニメ・漫画・小説などストーリーに関する業務に広く携わる経験がある。ひとつのカテゴリではなく、各分野で積み上げてきた経験の集大成作品を作る事となるか、それとも既存の設定・内容をそのまま流用する事で作品を作り上げるのか、で仕上がりに大きな変化が生まれそうである。

アニメーション制作はサテライトが担当。マクロスΔに代表されるようにロボット関連の作品を作らせれば鉄板の制作会社。本作品にもそのテイストが最大限生かすシーンが多く出てくればかなりの完成度の物が仕上がる可能性がある。ただ、同タイミングに2期のマクロスΔの制作が被るようなスケジュールになっていないか、仮にそうであればそこへ人が集中しすぎてしまわないかが不安要素。そこさえクリア出来れば要件は満たされたような物で良い作品の仕上がりが期待できるのではないだろうか。

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第11位

ダンガンロンパ3-The End of 希望ヶ峰学園- 未来編&絶望編

ダンガンロンパ3-The End of 希望ヶ峰学園

総合点数【70点】

制作陣営: 49点
宣伝PR:  8点
個人的主観:13点


ゲームが既に原作としてあるので完成されている感がありますが、アニメになる事でカットされるところアレンジされる所があるかと思います。そこが評価の大きな分かれ目になる。ゲームファンと前作視聴者をそのまま囲い込める事からある程度の数字は見込める。しかし、前作からの期間が長く空いた事とTwitterにおける宣伝がゲームとごったになっており、PR力がさほど強くない。その点から考慮すると、あくまでゲームの販促的な扱いでアニメを作ったとなればクオリティに疑問符が浮かびあがるネガティブな懸念も無きにしもあらずである。ただ、製作陣を見る限りではシリーズ構成及び監督以外は各自間違いないキャリアを持っており、またその点をカバーする意味あいか声優陣のラインナップが豪華である為、リスクヘッジは取れているといえるのではないだろうか。

総監督の岸氏は完成度にムラがあるものの作品に対する情熱は非常に高い人である。ギャグとシリアスのミックスを必要とする作品を手掛ける事が多く、また得意としている。監督である福岡氏は監督未経験。今まで演出や絵コンテを手掛けてきている。恐らく岸氏の指示の元動くと思われるので、実質岸氏の色が濃く出る作品として仕上がると思われる。福岡氏が今後監督として独り立ちするための練習作品として活用される可能性もあるが、それは作品の善し悪しとはまた別の話である。

キャラデザのアミサキリョウコ氏は原画マンとして数多くの作品を手掛けて来ている。また、キャラデザの仕事は少ないながらも幾度か経験有。ダンガンロンパ作品も初めての仕事ではないのでクオリティは約束されている。

音楽の高田氏は数多くのゲームサウンドを手掛けてきた。ジャンルも手広くカバーしており、楽曲の幅も広い。ダンガンロンパ作品は既にいくつも手掛けて来ており、世界観を作り出してきた一人とも言える事から、安心して作品にのめりこめるサウンドを提供してくれる事は間違いない。

声優陣は前作同様苗木の声に緒方恵美氏を起用。緒方恵美はもはや語る必要すらない超ベテラン声優。苗木の声も過去作品で確認しているとおり特筆すべき点がない。また、注目されていたモノクマの後継者だがTARAKOが担当。少し違和感はあるもののさすがのベテラン。以前のテイストを踏襲しつつ最大限寄せながらも自らの演技でモノクマを演じている。他のキャラに関しても中堅~ベテラン勢が演じており、総じて豪華な声優陣といえる。

シリーズ構成の海法紀光だが、もとはラノベ作家。経歴を見る限りさほどまだ実績もない状況。正直にいうなれば、過去に手掛けたガンスリンガーストラトス、がっこうぐらし共にシナリオの精度が低かった事から一抹の不安を残す。

アニメーション制作をLercheが担当。実体スタジオ雲雀な訳ですが、その歴史も古く地力は確かな物。特にLercheとしてはここ5年その殆どを他社と協力制作という形を取りつづけている。今年にはいって単独での仕事を増やしているのでその本領を発揮していくということだろうか。

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「ダンガンロンパ3-The End of 希望ヶ峰学園- 絶望編」感想一覧へ

 

2016年夏アニメ おすすめランキング 第10位→第5位

2016年夏アニメ おすすめランキング!
第1位 | 第3位 | 第5位 | 第15位

第10位

あまんちゅ!

あまんちゅ! 第1巻 [Blu-ray]

総合点数【71点】

制作陣営: 53点
宣伝PR:  6点
個人的主観:12点


原作はAriaを世に排出した天野こずえ氏。癒しを求める人にとっては今期最高のアニメになるかもしれない。佐藤氏の経歴をみれば仕上がりは大きく期待できそうだが赤尾でこ氏の暴走が起きないかが問題点になる。声優についてもあまり日の目を見なかった新人声優とデビュー時から配役を多く獲得している新人声優の演技の対比を見る事も楽しみの一つかもしれない。ちなみにダイビングのようなマリンスポーツは比較的DQNやウェーイ系が多いジャンルなので、あまんちゅを見て憧れたヲタクが希望を胸にいっぱいつめて現地へ行くと震える事になるかもしれない。

監督の佐藤順一氏はセーラームーンをかつて担当していた事からも少女マンガ原作の作品を作らせれば右に並ぶ者がおらずというほどのキャリアと経験を持つ。ARIAも佐藤氏が手掛けており天野氏の作品表現についてはお手の物であろう。

キャラデザの伊東葉子氏はキャリアはベテランとはまだ行かない物の実力と才能を伴ったアニメーター。2014年にLOVESTAGEでキャラデザを務め、二年ぶりにあまんちゅにて再びキャラデザを手掛ける。

声優陣は主役を担当する鈴木氏は今年伸び始めた女性声優。従来までは役付きでそれなりに登場するキャラを演じた数は年に1~2程度だが、今年に入ってからはすでに3キャラ演じている。対して茅野愛衣はデビュー当時から安定して主役周りのキャラを多く演じている。

シリーズ構成の赤尾でこ氏だが、原作つきなので脚本の力が試されるのは取捨選択力である。ただ、赤尾でこ氏の場合独自色を出したがり変なアレンジを加えないか一抹の不安を感じる部分も・・・。

アニメーション制作はJ.C.STAFFが担当。いわゆる綺麗な映像を作るのが上手く本作もそのクオリティに期待がかかる。

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第9位

91Days

91Days VOL.1 [Blu-ray]

総合点数【72点】

制作陣営: 50点
宣伝PR:  6点
個人的主観:16点


原作は無くオリジナル作品。そこはかとなく漂うバッカーノ感がたまらなく感性を刺激するアニメ。後悔されたPVでは、薄暗い街、世界設定を見事に表した暗色ベースの塗りが素敵に表現されていました。また、雑誌インタビューにてプロデューサーがぬるい要素は全部カットしたとコメントした事から、キャラや声優に逃げない骨太のストーリーを期待してよい作品となりそうです。

監督の鏑木ひろ氏はキャリア20年のベテラン。演出の道を歩み続け監督に。君にとどけや鬼灯の冷徹などを監督として手掛けたが、本作の様なシリアスなダークストーリー物は初めて。テイストが全く違う作品だが如何様に作り上げるのかに注目である。

キャラデザの岸友洋氏は原画マンとして10年以上のキャリアを持つ。キャラデザを手掛けた事はまだ少なく、本作品での働きぶりに未知数ながらも期待がかかる。過去に手掛けてきた作品では残響のテロルが本作品の世界観に近い、もしくはデュラララもミステリーを含んでおり本作品の空気感に沿うものがあるが、両者の間にはリアル寄りかデフォルメ寄りかの違いがあり、どちらに寄せてくるのかが注目される。

音楽は海田庄吾氏が担当。映画音楽やドラマ音楽を数多く手掛けて来ており、ヴァイオリンとギターを得意とする。かつてハチミツとクローバー等にも参加していた。弦楽器圭は本作品の雰囲気ととても相性が良く、映画色を強く出す事により作品が輝くと思われることから、海田庄吾の抜擢は見事と言えるのではないだろうか。

声優陣は全体的に名実ともに確かな声優が出演している91days。近藤隆はキャリアも長く、主役・主役級を数多く演じておりスキルは確かである。すこし影のある役も過去BLACK CATにてトレインを演じている経験が有り期待大である。

シリーズ構成の岸本卓氏はかつてジブリの批判記事を書い事から鈴木敏男夫に気に入られ、ジブリに入社するというおもしろい経歴を持った人物。その後、借り暮らしのアリエッティの脚本にチャレンジするが宮崎駿によって解任される。そこで悔しさを感じたか、シナリオ講座に真剣に通いジブリを退社して2011年から脚本家として積極的に活動している。比較的反骨精神の強い方なのかもしれない。僕だけがいない街のような謎を解き明かす作品や、本作の様なダークなテイストな作品は前期のジョーカー・ゲームにて経験している。直近の作品なのでテイストが近くなる可能性はあるが、安心して見れる仕事が期待できる。

アニメーション制作を朱夏が担当。経歴としてはブレインズ・ベースからの独立組。実績もまだ少ない。デュラララ!!×2の承以降作品を制作している。正直な所、実力部分は未知数であり、デュラの絵柄・雰囲気が本作にもガッツリ混ぜ込まれているので、これが「これ、デュラララやん・・・」という評価にならないか、作品の善し悪しをどう分けるか気になる所である。

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第8位

ラブライブ!サンシャイン!!

ラブライブ!サンシャイン!!

総合点数【76点】

制作陣営: 52点
宣伝PR: 10点
個人的主観:14点


原作は言うまでも無く大ヒットしたラブライブ。本作はその続編。固定ファンの数が多く、製作陣へのプレッシャーも大きい事から良作が出来あがる可能性は高い。監督が前作から変わり、その舵取りが心配されるが、その他のメインスタっフは概ね従来通りの為、大きく期待から外れる事はないかもしれない。但し、注意すべきは前作の固定ファンが前作を愛しすぎるため、本作の評価を各所で捻じ曲げそれに皆が引っ張られないかという事、それに加えビッグタイトルという事で制作に胡坐をかかないかという二点が心配される。

監督の酒井和男氏の抜擢には驚いた方が多いのでは。ドル箱である本作。特に特定層のオタク向けのかじ取りが難しいラブライブというコンテンツに同系統作品の監督経験がある人を登用せずにこの人選は思い切ったなと。確かに前作では絵コンテと演出を務めましたが、登場人物も違えば地域も違う事と前作とは違う流れを作らなければいけないという非常に困難な状況をどうクリアするか注目ですね。

キャラデザの室田雄平氏は数多くのサンライズ作品の原画を手掛け、かつてラブライブのキャラデザを西田亜沙子氏と共同で担当。知名度が一気に高まった。世界観、作風を残したままサンシャインの新キャラを作り上げていくことが期待される。

音楽は加藤達也氏が担当。学歴も整っており、エリートと言える音楽家。加藤氏が音楽を担当した作品のヒット率も高く、今回ラブライブサンシャインの音楽の仕事が来たのもうなづける。

声優陣は作品の性格上当然なのかもしれないが、新人声優のオンパレードである。よって技術に期待することは酷であるが、まだ固定キャラのイメージがついていないので純粋に役柄とマッチした演技かどうかを楽しむ事が出来る。

シリーズ構成の花田十輝氏はキャリアも長く、仕事が早いうえ丁寧な仕上がりを持ってくる超一級品の脚本家。他の人もこうであれば業界はもっと良い制作環境が出来あがるんだろうなと思う程、優れた方だと評判。前作ラブライブも全話執筆担当しており、仕上がりは完ぺきであると想像に易い。

アニメーション制作をサンライズが担当。特筆すべき事が無いほど大手で実績も素晴らしい。

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第7位

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! 第2巻 [Blu-ray]

総合点数【77点】

制作陣営: 58点
宣伝PR:  7点
個人的主観:12点


原作は以前より続くFate/kaleid linerの続編。萌えキャラが登場する事で、日常系魔法少女物かと思いがちだが過去作を見る限りしっかりバトル物をしている良い意味で期待を裏切る作品。今回もまた激しい戦闘を期待したい。3期目に突入した事もあり、もしかするとキャラクターの挫折と葛藤が「またかよ!くどいなあ」と感じさせられてしまう事があるかもしれないが、そこをどの程度のラインで抑えられているかが楽しめるか否かのポイントとなるかもしれない。

総監督の大沼心氏は数多くの作品に監督・総監督として参加してきているベテラン。本作シリーズも初期から手掛けて来ており、約束された勝利、もといクオリティに視聴者も安心して鑑賞を楽しむ事が出来るだろう。

キャラデザの平田和也氏は今までもプリヤに関わって来た。本作も過去のビジュアルを踏襲する物となるので大きな変更は無く視聴者も受け入れやすい物となっている。作中における細かい仕様変更等はあるかもしれないが、それをどの程度の個性として表現するかを楽しむのもまたひとつかもしれない。

声優陣はもはや語る必要もない程、門脇舞を始めとしたいつものメンバー。従来通りの従来通りの配役につき視聴者の予想・想像の範囲を出ないことは間違いない。ただ、それは不満要素ではなく、安心して見る事ができるというプラスの要素である。

シリーズ構成の井上堅二氏は代表作にバカテスを持つライトノベル作家。本作の初期からシリーズ構成・脚本として携わっており作風を作り上げてきた創始者といっても過言ではなく、作品の仕上がりに期待できる。

アニメーション制作をSILVER LINK.が担当。前作同様本作もSILVERLINKが手掛ける。過去作品と事情が大きく変わらなければ特に問題はないかと思われる。

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第6位

orange

orange_poster_H_TOHOnashi_CS6

総合点数【81点】

制作陣営: 52点
宣伝PR:  9点
個人的主観:20点


原作は高野苺氏。そもそも本作は2015年4月で単行本累計150万部達成、全5巻合計600万部の実績がある。未来が見えた中での歴史修正箱庭型SF物語。翔の自殺未来を改変する為に奔放する物語。イントロでは未来の自分から手紙が届く、目的は翔を救う事、なぜ未来の26歳の主人公がわざわざその年齢になって過去の主人公へ手紙を送ったのか?どうやってその手紙を送る事が出来たのか?目的をしっかりと立てて謎を明確に定義している事が興味をそそる。未来にいる自分が過去の自分が後悔しない人生を歩まない様にという優しさ、過去にいる自分が未来の自分が味わっている後悔を癒してあげようという優しさ、そんな互いが互いを思い合う描写も見どころです。PVによる作品の世界観を伝える表現は素晴らしい。田舎特有のダイレクトな温度感・空気感の演出も作品に取り込まれそうになる魅力の一つ。

監督の浜崎博嗣氏はキャリア38年、劇場版STEINSGATEを手掛けるなど実力は確か。監督経験も豊富。作画・演出系に強い。

キャラデザの結城信輝氏はキャリアは30年を超えるベテラン。原画経験を積み上げ作画監督も多数手掛けており実力は確か。近い系統の作品ではNANAや坂道のアポロンも手掛けており、本作品の雰囲気を表現するに辺り最適の人物であるといえる。

音楽には堤博明氏。曲のテイストとしてギターに強い。本格的な活躍はここ5年。シリアス系に傾倒。監督浜崎とはSTEINSGATEで仕事を共にした事有。

声優陣は主役に花澤香菜氏。花澤氏は現在人気声優の為、集客力もある。彼女が主演する作品は彼女の固定ファンがある程度視聴する。甘いゆったりした空気感の声であり高校生役には適任だ。山下誠一郎はキャリアはまだ3年だが、役名有のキャラや主役級を既にいくつか演じている事からも現在伸び盛りの男性声優。比較的ネガティブな男子高校生役だが今までに演じた事が無いキャラ設定故、どう演じるかが注目される。

シリーズ構成の柿原優子はテレビアニメ脚本歴10年超。ジャンルは日常系に戦闘が入るテイスト物から子供向けまで。ちはやふるも手掛けており、この手の作品は得意分野で爆発させる力を持っており期待大。

アニメーション制作をテレコム・アニメーションフィルムが手掛ける。会社としてはルパンが生命線。昨今はぱっとしない。PSO2やZ/X等も手掛けたがクオリティに疑問が残る。トムスとの共同制作だが、連携がどこまで取れるかが重要。

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2016年夏アニメ おすすめランキング 第5位→第3位

2016年夏アニメ おすすめランキング!
第1位 | 第3位 | 第10位 | 第15位

第5位

Rewrite

Rewrite 1(完全生産限定版) [Blu-ray]

総合点数【83点】

制作陣営: 57点
宣伝PR: 10点
個人的主観:14点


原作はPCゲーム。いわずとしれたKey有名タイトルのアニメ化。固定ファンが既に多数ついており、期待値が高い作品となる。総監督も原作を尊重した作品作りを心掛ける人の為、原作好きもアニメから入る新規も両方が楽しめる事は間違いないかと思われる。後は取捨選択をどうするかがポイント。きんモザのような日常系、グリザイアの様なダークテイストな作品とジャンルを問わず手綱を取れる監督故期待が高まる。

監督兼シリーズ構成の天衝氏はアニメーター出身の監督。作品に対する姿勢と情熱は一級品。原作を尊重した作りを心掛ける傾向が強く、ファンが何故その作品についたのかという理由まで詰めて作品を作っているのだろうか。余計な独自解釈や原作という看板を忘れ自身の力量を試すような監督ではないので視聴者は安心して作品へ没頭出来る。

キャラ原案の樋上いたる氏とキャラデザの野中正幸氏。特徴的な『いたる絵』、それをアニメ向けにアレンジする野中氏、組合せとしては非常におもしろいコンビだと思われる。野中氏はキャラデザを手掛けるのが今回初めてだが、彼が創り出す動きの絵は評価が高く、当然今回はその動きを意識したデザインで仕上げて来ていると思われる。

声優陣は森田成一氏と斎藤千和氏が主役を務める。両人ともキャリアと実績のある声優。森田氏は少し某キャラクターのイメージが強すぎてそちらのクセを本作で引っ張らないかが心配である。

アニメーション制作をエイトビットが手掛ける。正直評価が分かれそうな制作会社である。輩出してきた作品に大当たりはなく絵のクオリティも特段して大きな評価をあまり聞かない。サテライトからの分派会社なので3DCGは得意なのは間違いないだろう。直近では少年メイドやコメットルシファーなどを手掛けている。じっくりと魅せる、かつ心のひだに触れるような見せ方を表現出来る技量があるかが注目される。

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第4位

食戟のソーマ 弐ノ皿

食戟のソーマ 弐ノ皿 1 <初回仕様版>Blu-ray

総合点数【87点】

制作陣営: 59点
宣伝PR:  9点
個人的主観:19点


原作は附田祐斗氏。2016年5月時点で現在全18巻で累計発行部数900万部発行のモンスター作品。アニメ1期にてアニメの見せ方や料理のおいしさの表現は証明されており、2期も結果を出すのではないかと思われる。過去同系統である料理バトル漫画の良い意味でのバカバカしさを踏襲しながら、お色気もふんだんに盛り込んでいる作品。その表現方法からターゲットは性欲に飢えた10代後半~30代後半位の男性だと考えられる。資金にも余裕がありそうな層であり、その丁寧な仕上げに見合ったリターン(Blu-ray・グッズ販売)も期待できるのではないだろうか。

監督の米たにヨシトモ氏は制作進行からスタートし演出道を歩んできている。キャリアも30年を超え監督としての活躍も幅広いジャンルで手掛けており、ベテランとしても実力の高い人である。近年は絵コンテを多く手掛けており、作品の根幹部分・見せ方を熟知している。

キャラデザの下谷智之氏は線のしっかりした、濃すぎず薄すぎず、それでもハッキリとしたデザインを行う方です。微妙な表現や感情の描き方が丁寧であり、技術もしっかりと備わっているのでビッグタイトルである本作にも十分手綱を取れている。

声優陣は松岡氏を始め、1期が既に放送されているので、今更何かを述べるのもはばかられるのが正直なところ。松岡氏は高校生位の年代の青年役はかなりの数演じており、変態要素が絡む作品への露出も多い為、最適な配役であるといえる。種田梨沙は本格的にアニメ作品への露出があったのは2012年なので、まだ4年目。しかし、メインキャラクターとなる役を年数の割に多数獲得しており、実力はしっかりとついているものと思える。勝気で傲慢だが・・・有体にいえばテンプレツンデレの薙切えりなも性格をしっかりと理解した演技を行っていると思える。

シリーズ構成はヤスカワショウゴ氏。原作ありきなので、どこまで介入出来るかが問題となるポジションだが、ヤスカワショウゴ氏は原作つき作品を多数手がけて来ているので、その辺りの料理はお手の物ではないだろうか。ただし、手がけてきた作品群の中には、ラスト盛り上がりが非常に視聴者へのアクションが上手いにも関わらず導入部分後半から中盤の一人一人の背景にスポットライトを当てる際の弱さがたまに見られる点が少し懸念される。ただ、1期の際にその問題はほぼ見られる事はなかったので、今期も安心して良いのではないかと思われる。

アニメーション制作はJ.C.STAFFが担当。1期で見せた作品の仕上がりから、そのクオリティの高さは保証されている。本作品に関しては、通常時のキャラの仕上がりよりも、お色気要素のシーンと料理に力が入っている事が多いのがユニークである。同時期に他数本の作品を手掛けているが、その部分がクオリティに影響をどの程度及ぼすか少し不安があるが、過去に手掛けてきた作品の同時進行率をみると通常通りか。クオリティの維持は保てそうである。

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2016年夏アニメ おすすめランキング 第3位→第2位

2016年夏アニメ おすすめランキング!
第1位 | 第5位 | 第10位 | 第15位

第3位

アルスラーン戦記 風塵乱舞

アルスラーン戦記 風塵乱舞

総合点数【88点】

制作陣営: 60点
宣伝PR: 10点
個人的主観:18点


原作は田中芳樹氏、漫画は荒川弘氏。前期からの続編。全体進行として大きな変化はないであろう事から前期を見ていたファンの期待を裏切らない物になると思う。少し怖いのは監督の裁量を聞かせすぎてアレンジや味付けの域を超えた原作改変にならないかというポイントである。思ったより前作が大きく話題になっていなかったので、今回は一気に爆発して欲しい所ではある。

監督の阿部記之氏はキャリアが長く多数の作品にかかわってきた監督。かつての幽☆遊☆白書やBLEACH等有名ヒットタイトルを多く担当してきた。昨今でも前評判の高い原作つきの作品に携わる傾向が強い。ロングランのハードなスケジュールへの対応力が抜群である。

キャラデザの小木曽伸吾氏はキャリアも長く実績も積み上げて来ているアニメーター。本作は既に荒川氏の元絵があるのでアニメ用への調整になると思われる。まさに得意とする部分であり確実な仕事が期待出来る。

声優陣は前期同様小林祐介や細谷佳正氏を始めとるす面々。アルスラーンの声を女性声優に逃げなかったのが何より本作の最大限に評価出来る所である。アルスラーン戦記の声優の配役はイメージ通りとなっており、実力も確かな人が多く言う事無しではなかろうか。

シリーズ構成の上江洲誠氏は数多くの作品でシリーズ構成に携わって来た脚本家。上江洲氏が関わった作品はヒット作品となる事が多い。視聴者が求める物と作品としての世界観と流れを調節する能力に抜群に長けていると考えられる。

アニメーション制作はライデンフィルムが担当。前作でのクオリティをそのまま期待出来ると思われる為、特筆すべき事なし。

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第2位

B-PROJECT〜鼓動*アンビシャス〜

鼓動*アンビシャス

総合点数【89点】

制作陣営: 59点
宣伝PR: 10点
個人的主観:20点


原作はTMRの西川氏と、シュタゲで有名な志倉氏のコンビ。西川氏がどこまで食い込んで来るかは不明だがまずPRマスコットとして非常に強力なトリガーとなっている事は間違いないだろう。また、志倉氏もビジネス面を意識した作品作りをしてくる事は必至なので、当然クオリティの高い作品が期待できるのは必然だろう。Bプロは今期一番力が注ぎ込まれているであろう美系男子アイドルグループ作品。原作陣の豪華さと絵柄の美麗さ、そして声優陣のラインナップ全てにおいて準備段階においての勝ちラインへ乗る布石が仕上がっている。つまり、本作品において重要なファクターはストーリーと音楽とPRであり、作り手としてはシリーズ構成と音楽担当の肩に全てかかっていると言っても過言ではない。言い換えるなら、ある程度の面白さは担保されているのでどんな層でも楽しんで見れる確率が非常に高い作品であるといえる。

監督の菅沼栄治氏はアニメーター出身で30年以上のキャリアを持つベテラン。ここ数年の監督作品はましろいろシンフォニーやカーニヴァル等。本作品とのジャンルが近い作品といえばカーニヴァルである。また、女性向けというジャンルで言えば監督ではないが、絵コンテや演出としてデュラララ!!×2 承と結に参加している。

キャラデザの川村敏江氏は業界歴30年を超えるベテラン。菅沼氏とはましろ色シンフォニーにて本作と同じポジションで仕事を共にしている。うたプリでは作画監督を務めており、ファンが求める・評価するキャラクター像は熟知していると思われる。

音楽は中山真斗氏が担当。数多くの声優楽曲の編曲を担当してきており、本作品と系統の似ているうたプリの楽曲についても作曲編曲を担当している。売れる歌、話題になりやすい歌を作る術を理解しているかと思われ、本作の楽曲も期待できるクオリティの物が仕上がってくる事は間違いないだろう。

声優陣は主人公のつばさは金元氏、言わずと知れたキャリアもあり、主役経験も複数有の声優。男性声優陣は女性向け作品常連声優陣であり、もはや語る必要もない程のオールスターラインナップである。

シリーズ構成のMAGESは志倉氏の会社名なのでスルーとして、赤尾でこ氏は三重野瞳氏ですね。古くから岩田光央氏とラジオで共演していたり、非常に面白い方なのですが作品に関してはムラが凄い・・・。完全なる駄作になるパターンと、結構面白い作品に昇華されるパターンがあり、安心感が全くない(笑) 自分がおもしろい、作りたい作品に舵を切ってくるのか、それとも市場と流行の流れを勉強した上でのアレンジで作り上げてくるのかが作品の成否の分かれ目かと思われる。

アニメーション制作をA-1 Picturesが手掛けます。同社は数多くの作品を、高いクオリティで作り続けて来ている制作会社。本作も力の入り方から見る限り資本も多く追加されている事が予想され、人員も優先的に割いているであろうと予想される。よって、クオリティの高い仕上がりが期待できるのではないかと思われる。

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2016年夏アニメ おすすめランキング 第1位

2016年夏アニメ おすすめランキング!
第3位 | 第5位 | 第10位 | 第15位

第1位

NEW GAME!

TVアニメ「 NEW GAME! 」 ドラマCD 1

総合点数【93点】

制作陣営: 65点
宣伝PR: 10点
個人的主観:18点


原作は得能正太郎氏。SHIROBAKOのゲーム会社版。というのは失礼かもしれないが概ね外していないと思う。視聴者層が興味を持つ業界ゾーンとして的確である為、期待を寄せている人たちの数が多く視聴者数も期待できる。きらら作品なので萌えキャラ以外登場しないと思われるので、業界自体の外見ギャップはえげつない。ただ、そこはSHIROBAKOでも甘受されていた為、炎上する事もないと思われる。作品としてのストーリー性を評価されるか、それともキャラのみが評価されるかによって違った結果が待っているのではないだろうか。

監督の藤原佳幸氏は原画マンとして数多くの作品に参加。動画工房所属で日常系の作品にも絵コンテ・演出として頻繁に携わって来た。GJ部や未確認で進行形では監督も務めている。また、それのみならずソードアートオンラインや進撃の巨人など、物語の盛り上げが重要な作品でも実力を発揮しており作品の完成度は高くなることは必至である。

キャラデザの菊池愛氏は多くの作品で作画監督経験を積んでいる。また、直近では未確認で進行形のキャラデザも務めた。同作品にて藤原氏が監督、菊池氏がキャラデザと一度組んだ事がある中での再タッグ。息の合うコンビなのか、作品作りのスムーズさに良い影響を与えそうだ。

音楽担当の百石元氏はAKB48楽曲の編曲をいくつも担当し、SMAPや乃木坂46の楽曲についても編曲で携わる等アイドル系の仕事をいくつもこなしている。また、声優ソングのみならず、けいおん!やアンジェリークシリーズ等数多くのアニメ・ゲームの楽曲提供、編曲を行ってきているベテラン。藤原氏とはGJ部の際に仕事を共にしており、その繋がりにて本作にて音楽を担当する事となったか?

声優陣は主役に高田憂希氏が抜擢されている。いわゆる大型新人か?デビューから2年。現在の事務所マウスプロモーションへは2015年に所属したばかり。現在までアニメにおいて目立った役を担当した事も無く、キャラとして担当したのはアイカツの黒沢凛のみ。演技については未知数だが、果たして・・・。ただ、日笠陽子というベテラン声優が主要メンバーとして配役を得ているので、全体でバランスを取る方向性か?

シリーズ構成の志茂文彦氏はキャリアが20年以上と長く、そのキャリアと力量に安心感がある。また、自身もライトノベル作家と言う事もあり、作品を作り上げる事については実地能力もあり他とは一線を画すスキルを持っているともいえる。CLANNADを担当する等泣かせる(原作があったとはいえ)脚本作りの陰に隠された視聴者をひきつけるストーリー作りは確かな物。ただ、最近では緋弾のアリアAAや無彩限のファントムワールド等、少し疑問符がつく作品に関わっている事もあり、不安は残る。また、原作と異なるストーリーにする事が多いという話もあり、原作ファンにとっては最後まで気が抜けないかもしれない。

アニメーション制作を動画工房が担当。きらら担当制作会社といっても過言ではない。かわいいキャラ×日常系を作らせれば安定感は抜群。自社の得意領域と力量をよく理解している丁寧な仕上がりは本作への期待にも繋がる。少し前にあった社内統制の綻びがこの作品で弾け飛ばない事が無い事を祈る。

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2016年夏アニメランキングエピローグ

いやぁ、この15選を決めていくのに相当時間がかかりました。
当初の予定では半日程度でと思っていたのですが、調べれば調べるほどのめりこんでしまって・・w
結果として4日(時間で言うと15時間程)かかってしまいましたw

なんだか、最近アクセス稼ぎの為に適当にランキング作って根拠なしにバババーって作品名だけを並べて公式のあらすじだけ書いたサイトが多いのが疑問だったんですよね。本当にアニメ好きならもうちょっと書いてもいいんじゃないの?って、なので、一度チャレンジしてみたかった事もあって作りましたが、途中で投げ出そうかとおもったよ・・・w

あくまで個人的な指標に基づくランキングです。皆さんの基準に照らし合わせると、当然順位がガラっと変わる事もあると思います。監督等を始めとした製作陣の力量も直接お会いして話した上での物ではなく、ネット上での情報と過去作の出来栄え及びヒット具合からの採点です。
勿論、「なんでこの人が携わっているのに、このアニメはこの点数やねん!」という気持ちが出てくる人がいるのは重々承知です。
そんな方は、これをきっかけに独自でランキング付けをしてみて下さい!結構大変ですが楽しいですよ!調査過程で色んな発見があります。スタッフにこの人とこの人がいるけど、そうか過去にこういう繋がりがあってまた一緒に仕事してるんだな、とか。この人とこの人組んだ作品って毎回数字悪いよな、、、ってことは・・・なんてこともw

ではでは、もう1週間もしない内に2016年夏アニメがどんどん始まります、一緒に楽しんでいきましょう!
当ブログでも私の感想と、ネット上の感想をまとめた物をアップしていますので是非あわせてお楽しみ頂ければ幸いです。

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